こどもに伝えるMISOの味

暖かい春の陽気が続いています。
ゴールデンウィークまっただ中、お出かけされる方も多いのではないでしょうか。

いま郊外に出かけて行きますと、ところどころの庭先で、空にはためく鯉のぼりを見かけますね。家族を形どる大きな鯉のぼりの鮮やかさは、いつ見ても素敵な伝統文化だなと感じます。

こどもの日といえば、上げた鯉のぼりや鎧兜・菖蒲など、端午の節句に由来したものを飾り、こどもの健やかな成長を祈る昔ながらの風習。他にも粽や柏餅を食べることも楽しみだったりしますね。

この柏餅には、粒またはこし餡などの小豆餡以外にも味噌餡があり、関東や有名な和菓子屋では定番なのだそうです。
味噌は一般的に白味噌を使い、甘みと風味を上新粉で作った餅に柏の葉で包んでいます。葉を裏表で包めば小豆餡、外表で包めば味噌餡と見分けを区別しているとのこと。味噌餡の柏餅は香川では見かけず、また季節ものというのもあり、なかなか手に入りにくいですが、いつかいただいてみたいなと思います。

美味しくこどもと楽しみたいといえば、先日Facebookでもお伝えしたとおり、全国味噌組合が作成しました「MISO~Healthy Japanese Cooking~」があります。

味噌の分類や効能をはじめ、伝統的な和食や海外の方になじみやすいような料理を英語でご紹介したこの冊子を、県内すべての小・中学校に配布されることとなりました。ありがたいことに3月15日、香川県味噌組合の事務局長と理事長として、弊社社長から県教育委員会さんへお渡しすることが出来ました。

レシピ内容は、前菜からデザートまでかなりの充実ぶりで、個人的なには味噌ゼリーのカルパッチョやいちじくの酢味噌あえ、アボガドが入った味噌汁など、手軽ですこし面白いメニューもあり、レパートリーの参考に出来そうです。

もうそろそろ、県下のこども達の手元にあるかもしれません。
英語での記述のため、ハードルがすこし高く感じられるかもしれませんが、英語教育が本格化したいま、知っている単語を読みながら、ご家族の方と一緒に味噌を使った調理と英語を楽しんで頂ければ幸いです。