月別アーカイブ: 2016年4月

春の味わい

あたたかな気候で日中過ごしやすくなりました。
桜並木など春の気配がいろいろな所で感じられて、どこかへ出かけたくなりますね。

この時期に楽しみなのは、春の食べ物。
そら豆やタケノコ、徳島のわかめ。
また桜餅やよもぎ餅などの甘味もうれしい味。
最近ではスーパーのお菓子売り場などで、桜味のスイーツをたくさん見かけて楽しい気持ちになります。
桜の味は、桜の花を塩漬けにしたものを碗に浮かべた、お祝いの時に飲まれる桜湯が由来。
四季の移ろいを楽しむ日本文化は、おもてなしや一期一会など今出会える事柄を大切に味わうという食文化につながっていると思います。

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今しか味わえない春の食べ物で欠かせないものは、山菜もそうですね。
わらび、ふきのとう、たらの芽、よもぎ、つくし
どれも新芽を楽しむもので、形も可愛らしいものが多いような気がします。
今も山菜採りに出かけられる方もおられるのではないでしょうか。

独特の苦みがあり、あく取りなど手間のかかるものが多い山菜ですが、冬にゆっくりした動きになる胃腸を活性化する効果があります。
山菜ご飯はもちろん、ふきのとうの天ぷらなど山菜の美味しさを活かしたメニューもたくさんありますね。
味噌を使ったもので有名なのが「ふきのとう味噌」。味噌の甘みが独特の苦みを引き立てます。
また「つくし味噌」もおすすめ。
袴を取ってサッと湯がいたつくしは、ほのかなピンク色で春らしい見た目になります。
一口大に切ったつくしを油でいためて、砂糖・酒・みりん・味噌などで炒め合わせれば出来上がり。
山菜採りは少しハードルが高いという方は最近、農産物直売所などでも販売されているようですので、ぜひお試しください。

出掛けた先で出会う植物や春の味覚は一期一会。
今年は山菜でも春を感じてみませんか。

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