味噌屋と桃の節句。

春を感じる今日この頃。3月に入りましたね。
3月になると少しずつ春が近づき始め、冬を乗り越えたたくさんの花や木草が一斉に成長する月なので「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月」が「弥生(やよい)」と詰まって呼ばれるようになったと言われています。

そんな3月ですが、早々桃の節句を迎えます。
桃の節句に甘酒を飲む風習があると思いますが、
実は甘酒に似た、桃の花びらをお酒に浸して作った
「桃花酒」をふるまう習慣があり、桃には邪気祓いの力があると
いわれているので、邪気祓いをする節句が桃の節句でもありました。

桃は100歳に通じる不老長寿の木であり、
縁起の良いものとされていました。
邪気を払い、長寿を願う思いが込められたしきたりです。

また、甘酒といっても酒粕の入ったものと、
米麹からつくるノンアルコールのものとあり、
米麹が原料である味噌をつくる味噌屋では甘酒とゆかりがあり、
時折、お客様より甘酒をつくるための米麹の問い合わせがあります。
ノンアルコールなので、お子様からご年配の方まで
味わっていただける米麹の甘酒。

桃の節句、春を愉しむ飲み物として、
桃や桜の花びらを浮かべてもよいかもしれませんね。

米麹については、お気軽にお問い合わせください。
春の始まりに味噌屋の甘酒はいかがでしょうか。