みのりの秋。

急に涼しく、朝晩は肌寒くなりましたね。
過ごしやすくもなりましたが、季節の変わり目は、体調をくずしやすくなりますのでみなさまお体大切にしてください。

これから食欲の秋到来です。
香川県では周辺の黄金色だった田んぼも稲刈りを終えたところが増えてきました。
米作りは、八十八の手間がかかることから「米」という漢字が生まれた言われます。
野菜などのように収穫がゴールではなく、収穫後は稲を乾燥し、稲穂からもみをとり、精米し・・などまだまだ段階を経て、私たちの食卓にごはんとして並びます。
※野菜や果樹も収穫が最終でなく収穫後は、土や木などの管理が続きます。

また、米だけでなく、なす、金時人参、金時芋、オリーブ、富有柿、キウイ、みかん、なし、ぶどう、レモンなど香川県産の秋食材も実りの時期を迎えています。

従来であれば、豊作を祝うお祭りが各地域で行われる時期だと思いますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、中止されているところが多いようですね。みのりを祝うお祭りは、収穫を祝うとともに、無事収穫できたこと、生物の命をいただくことに感謝をする意味もある大切な祭事です。また、来期の豊作を願う意も込められています。

生産者の方曰く、例年異例が増えているようですが今年もまた異例の年。
7月の長雨、8月からの猛暑で今までの経験が生かしきれない、自然との戦いが続いているようです。

そのような話を聞く中、味噌は米(麹)が必須の調味料です。この実りに感謝をして、これからも食材のおいしさを引き立てる味噌作りに励んでいきたいと思います。

香川県の秋の味覚と味噌を使った料理を引き続きSNSで情報発信していきますのでお楽しみに!

「食品表示法」改正に伴うお知らせ

下記の修正事項をお知らせさせていただきます。 
2020年4月より新たな食品表示制度が施行され表示内容を変更してきましたが、一部店頭の商品で旧表示のものが販売されています。
また、栄養成分表示の内容をエネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目に統一してまいります。現在表示のあるナトリウムは、非表示となります。
商品の味や品質に問題はありません。安心してお召し上がりください。
新表示に早急に変更してまいります。
修正事項
(旧)栄養成分表→(新)栄養成分表示
(旧)ナトリウム→(新)非表示

十五夜と郷土の味。

9月に入りましたね。今月は、天候に大きく左右されますが、この季節かかせない「十五夜」についてお話します。

十五夜という言葉には、月齢15日目をさす場合と、月見行事の十五夜をさす場合とがあることはご存知でしょうか。

旧暦では、毎月15日が月齢15日目の十五夜。
また、旧暦で7月〜9月が秋にあたり、秋の真ん中である中秋は、空が澄み渡り1年で最も月が美しくみえることから、旧暦8月15日の十五夜を「中秋の名月」と呼び、お月見をするようになったそうです。
月見行事をする十五夜は、旧暦8月15日の月をさし、2020年は10月1日です。

十五夜とは、満月を眺めるお月見の日として広く知られていますが、「中秋の名月」を鑑賞するとともに、収穫に感謝をする行事の一つでもあります。

平安時代の貴族が中国の観月をとりいれ、月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しみ、空を見上げ眺めるだけでなく、水面や盃の酒に映った月を愛でていたようです。江戸時代には庶民に広がり、貴族のように月を眺めるだけでなく、秋の収穫物をお供えをし、実りの喜びを分かち合い感謝をする収穫祭や初穂祭りの行事の意味が大きくなりました。

また、十五夜は、芋類の収穫祝いを兼ねていたことから「芋名月」という異名ももち、すすきやお団子以外にも里芋を供えるそうです。
香川県には、「いもたこ」といった旬の里芋を使った郷土料理があります。瀬戸内海の恵みと合わせ、甘辛く炊いた料理です。

お供えではありませんが、味わいながら、味噌の材料に欠かせない米が無事収穫されること、毎日おいしい食事かとれることに感謝をして十五夜を迎えたいと思います。

これから台風シーズンに入りそうです。とにかく大きな被害がないことを祈ります。

弊社の味噌が勢ぞろい。

8月に入りましたね。梅雨明けした途端、どんより蒸し暑い日が続いております。
新型コロナウイルスの影響もあり、まだまだおうち時間が長引きそうです。また、お子様が夏休みに入ったこともあり、おうちで食事をする頻度も多くなるのではないでしょうか。

そんな時だからこそ、毎日の料理を楽しくおいしく健康的に・・・
ぜひ、讃岐の味である味噌を使った料理を楽しんでもらえたらと思います。
料理からデザートまでさまざまな調理でご使用いただけます。
※facebookでは、ヤマゲンの味噌の紹介や地元の食材を使ったレシピなどを発信しておりますのでご活用下さい。

弊社の近くにあるスーパーマーケットのマルナカ栗林南店さんには、ヤマゲンの味噌商品が勢ぞろいで、弊社のほとんどの商品を販売していただいています。

定番の「サヌキ白味噌」をはじめ、白味噌でも「白峰」「サヌキ百年」、カップタイプ、1kgの透明袋タイプなど6種類ほど。ライフスタイルに応じてお選びいただけます。

その他にも「赤味噌」「さくら味噌」「田舎味噌」「つぶ味噌」「金山寺味噌」といった白味噌以外の味噌商品もあります。数えてみると現在16商品のお取り扱いいただいていました。

まだまだ、味噌の違いや用途が分からなくて、一歩進みづらく新しい味噌が買えないという話を聞きます。現在、マルナカ栗林南店さんには、ヤマゲンの味噌コーナーのお話をいただいています。
今以上に、味噌の種類や用途だったりを分かりやすくお客様にお伝えできればと考えております。

まだまだ暑い日は続きそうですので、皆様お身体を大事にしてくださいね。

また、引き続きIKUNASさんに弊社のヤマゲン「白みそサヌキ百年」が組み合わされた、お中元ギフトが販売されています。気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね。

▶︎IKUNAS Web Storeはこちらから

 

半夏にお団子。

7月に入りましたね。この時期、香川県では「はげ団子」という郷土料理を食べる風習があるのをご存知でしょうか。夏至から数えて11日目から七夕頃までを七十二候の一つ「半夏生(はんげしょう)」といい、この時期に食べられるおやつです。

※二十四節気(にじゅうしせっき)は半月毎の季節の変化を示していますが、これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。二十四節気と同じく古代中国で作られました。二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は何度も変更されてきました。日本でも、江戸時代に入って日本の気候風土に合うように改定され、「本朝七十二候」が作られました。現在主に使われているのは、明治時代に改訂された「略本暦」のものです。ちなみに「気候」ということばは、この「節気」と「候」からできています。(暮らし歳時記)

讃岐平野では、5月は麦刈り、6月には田植えと繁忙期が続きます。「半夏」までには田植えを終えないと「半夏半作になる」と言われ、農家は遅れまいと働き続けます。また、半夏の時期には、降り続いた雨も晴れ上がるということで、「半夏のはげ上がり」といったりするそうです。

このときに、新麦を練ってつくった団子にあんこをまぶしてつくる「はげ団子」を食べて、ひと休みをしたそうです。

「はげ団子」の名前の由来は2つあります。ひとつは、茹で上がった団子にあんこをまぶしても、あんこが団子から滑り落ちてまだらになることから。もう一つは、半夏(はんげ)がなまって「はげ団子」となったと言われます。

小麦からつくる団子は、ツヤも香りもあり、おいしいのですが、ぐ硬くなるので、最近では米粉でつくられることが増えているようです。

元旦に食べられる白味噌をつかったあんもち雑煮からはじまり、香川県ではあんともちが精をつける食材として食べられてきているようです。まだ、梅雨明けは発表されていませんが、晴れの時間が多いように思います。これからじめじめと暑い日が続きそうですので、皆様体調に気をつけて下さいね。

また、弊社のヤマゲン「白みそサヌキ百年」がセットになった、お中元ギフトが香川県高松市にあるIKUNASさんのWeb Storeで販売されています。気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

▶︎IKUNAS Web Storeはこちらから